「なんにち?」から始まる、曜日のうた

最近、子どもがよく

「なんにち?」

と聞いてくる。

私はそのたびに、

「今日は○曜日だよ」

と答える。

すると、

「明日は?」
「次は?」

と続く。

結局、

月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日。

一週間分、全部言うことになる。

最初は、単純に「今日は何の日?」を知りたいのかなと思っていた。

でも、どうやらそれだけでもなさそうだ。

最近、道でクリニックの診察時間の表示を見つけると、

「月曜日〜火曜日〜」

とうれしそうに言う。

行きも帰りもそこを通るたびに、指をさして、

「月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日〜、一週間〜」

と、歌うように繰り返す。

曜日そのものが、今ちょっとしたブームになっているように見える。

家で「今日は○曜日だよ」と聞くこと。

道で曜日の文字を見つけること。

曜日を順番に言ってみること。

それぞれ別々だったものが、子どもの中で少しずつつながっているのかもしれない。

私は特に、

「曜日を覚えよう」

と教えたわけではない。

ただ聞かれたから答えていただけ。

それなのに、気づいたら、日常の中にある「月」「火」「水」みたいな文字にも反応するようになっていた。

大人にとっては、曜日は予定を管理するための当たり前のものだけど、

子どもにとっては、
音だったり、
文字だったり、
順番だったり、

いろんな入口から入ってくるものなのかもしれない。

今のところ、どこまで「曜日」という仕組みを理解しているのかは分からない。

でも、

「なんにち?」

から始まって、一週間分をうれしそうに言う。

道で曜日を見つけて、また歌う。

その姿を見ていると、

何かを覚えるときって、こちらが「教えよう」とした瞬間だけに起きるわけではないんだなと思う。

本人が気になったものを、日常の中で何度も見つけて、何度も口にして、

少しずつ自分のものにしていく。

今は、その途中を見ている感じがする。

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この記事を書いた人

0歳からの探究育児。観察・対話・ことば・環境づくりを通して“育ち”を見る視点を発信しています。Inquire from Zero 主宰。

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