はじめに──0歳代は「考える力」の土台が育つ時期
0歳代の子どもは、まだ言葉を多く話せない代わりに、
五感・観察・比較・試行 といった「思考の芽」を静かに育てています。
大人から見ると、ただ遊んでいるだけに見える行動も、
子どもにとっては小さな“実験”そのもの。
その芽を大切に育てるために、
わが家が意識してきたのは 「教える前に、観察する」 という関わりです。
ここでは、0歳代からできる
“考えるまなざし”が育つ3つの関わり方 をまとめます。
1. 子どもの「視線の先」を共有する
0歳代の子どもは、
目線で世界を語る存在 です。
何を見ているのか
どんな違いを感じているのか
どの瞬間に興味が動いたのか
視線を共有するだけで、
その子が今どんな世界を生きているのかが分かるようになります。
✔ 視線共有が「思考の入口」になる
大人が隣に座り、
「いま、これを見てるんだね」
と静かに寄り添うと、
子どもは自分の“発見”を安心して深めていけます。
これは、後の
集中力・比較する力・問いを持つ力 の土台になります。
2. すぐに答えを示さず、“余白”を残す
0歳代は、大人が思う以上に
自分で確かめたい という気持ちを持っています。
すぐ手助けをしない
正解を教えない
できる/できないで判断しない
こうした“余白”があると、
子どもは 自分で考える時間 を得られます。
✔ 「なぜ?」が芽生える瞬間を奪わない
たとえばボール遊び1つとっても、
落ち方が違う
転がる速さが違う
壁で跳ね返る
こうした小さな違いに、子どもは敏感です。
大人が先回りしすぎると、
せっかくの「比較 → 予想 → 試す」という
思考のプロセス が育ちません。
3. 感じたこと・試したことを「言葉」でそっとすくう
観察ベースの関わりで大切なのは、
結果をほめるのではなく、プロセスに言葉を添えること。
✔ 正解ではなく“観察のことば”を
「手触りが気になったんだね」
「音が変わったのに気づいたね」
「もう一回やってみたくなったんだね」
こうした“実況中継のような言葉”は、
子どもが自分の感じたことを内側で整理する手助けになります。
✔ 言葉は「思考の型」をつくる
大人のかける言葉は、
その子の「世界の見方」に影響します。
だからこそ、
観察・発見・試行 が中心の言葉を添えることで、
子どもは自然と 考えるまなざし を育てていきます。
おわりに──0歳代は“探究のはじまり”
0歳代は、
「教える」「できるようにさせる」よりも、
何を見つめている?
どんな音に反応した?
どんな違いを確かめている?
と、子どもの“今ここ”を一緒に味わう時間が大切です。
その時間こそが、
後の 主体性・集中力・探究心 の土台になります。
今日の数分、
子どもの世界を一緒に見てみませんか。
✔ 最後に
Inquire from Zero は、
子どもの“なぜ?”に寄り添う親のための、小さな観察の記録です。
これからも、家庭で育つ探究のまなざしを綴っていきます。
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